神奈川県鎌倉市の絵画買取なら我楽洞

神奈川県鎌倉市と絵画の歴史

鎌倉幕府で知られる神奈川県鎌倉市。後の室町幕府・江戸幕府と続く武士政権の始まりの地です。鎌倉市に多くの寺院が残っているのも時の権力者が多かったからです。又、鎌倉時代の寺院に収蔵されていた彫刻品・掛け軸・工芸品・屏風などの国宝や重要文化財に指定されている美術品・絵画作品においては、鶴岡八幡宮境内（鎌倉市雪ノ下）に設置されている鎌倉国宝館にて厳重に保管されており時折、展覧会が開かれる事もあります。過去には、鎌倉市と氏家氏がタッグを組み肉筆浮世絵コレクションなども開催しています。展示作品には、江戸時代に活躍した浮世絵師「懐月堂安度」や「葛飾北斎」「歌川豊広」など日本画家界を代表する錚々たる作家作品が展示されました。

明治時代には、近代日本における美人画で有名な「上村松園」「伊東深水」と同等の高い評価を受けたのが浮世絵師の「鏑木清方」です。終戦後に、鎌倉市雪ノ下に居を意欲的に創作を続け日展などで多数の作品を発表しています。押絵画の技術をベースに描く浮世絵は、近代的かつ独創的な画風で高い芸術性を持ち合わせた絵画作品と言えるのではないでしょうか。代表作には、重要文化財に選ばれている「三遊亭円朝像」があります。1954年に文化功労者章、文化勲章を受章した浮世絵界の偉大な作家の一人ではないでしょうか。晩年過ごした鎌倉市雪ノ下の自宅は、現在「鎌倉市鏑木清方記念美術館」として生前の作品などが展示されている。

鎌倉市と言えば、仏教文化を代表する寺院だけではなく海と山に囲まれた自然も魅力の一つです。近代画家の中には制作拠点を鎌倉に移した作家も数多くおります。日本洋画家の黒田清輝がその一人です。フランス留学時に洋画家の山本芳翠に出会った事で絵画作家になることを決意します。鉛筆画や水彩画に洋画の技術を取り入れた画風を特徴とし「読書」「朝妝」などの作品を発表しています。明治の終わり頃に鎌倉市の材木座に別荘を持ち自然を眺めながら創作意欲を掻き立てていたのではないでしょうか。又、黒田清輝の弟子である岸田劉生も鎌倉の街並みに魅了された絵画作家の一人です。イギリス人画家のバーナード・リーチや民藝運動の創設者である柳宗悦などとの交流もあり、鎌倉市とゆかりある日本画家の鏑木清方にも師事し日本画の技術も学んだ時期もあります。

その他にも、神奈川県鎌倉市の山ノ内にある寺院「円覚寺」に住んでいた日本画家の前田青邨が挙げられます。大和絵をベースに歴史画・肖像画・花鳥画など幅広い絵画作品を制作しており、文化勲章受章者として画壇・院展を代表する画家として後世の育成にも力を入れておりました。東京芸術大学名誉教授、鎌倉名誉市民など数々の称号を授与されている日本画家の平山郁夫がその一人である。この様な歴史を持つ神奈川県鎌倉市を中心に、我楽洞は価値ある作家作品を積極的に絵画買取致します。

神奈川県鎌倉市にお住いで「葛飾北斎」「歌川豊広」「上村松園」「伊東深水」「鏑木清方」「黒田清輝」「岸田劉生」「前田青邨」「平山郁夫」が残した価値ある絵画作品を高価買取致します。

絵画を専門に数十年に渡る鑑定実績をもつ、熟練鑑定士が鎌倉市のご自宅に出張査定させて頂きます。事前の絵画簡易査定をご希望の場合は、メールもしくはLINEにて売却希望の絵画作品の画像をお送り下さいませ。お品物のご説明と簡易査定額をご提示させて頂きます。