福山市の絵画買取なら我楽洞

広島県福山市と絵画の歴史

福山市は、広島県の東部に位置し、市の東側は岡山県と接しています。市の南側は瀬戸内海に面しています。福山市内にある「鞆の浦」古くから風待ちや潮待ちの港として栄え、その様子は万葉集にも詠まれました。鎌倉時代から室町時代には「草戸千軒町」が、遠方との交流拠点や明王院の門前町として繁栄しました。江戸時代になると福山藩が置かれ、藩主水野氏が築城する際に、この場所を「福山」と命名したのが福山の地名の由来とされます。明治時代になると鉄道が開通し、福山は工業都市へと変化していきます。1916年（大正5年）に福山市が誕生しました。高度経済成長期には、当時世界最大の日本鋼管福山製鉄所が操業を開始し、人口が増加します。以後、周辺町村の編入合併を経て、現在に至ります。

福山市にゆかりがあり、名誉市民にも選ばれている作家「金島桂華（かなしまけいか）」は、大正から昭和時代にかけて活躍した日本画家です。現在の福山市で生まれた金島は14歳の時に大阪に出て、のちに京都で「竹内栖鳳」の画塾「竹杖会」で「橋本関雪」「池田遙邨」らと共に学びます。以後、文展に出品した作品の多くが特選に選ばれています。戦後は、日展の理事や顧問を務めるなど、美術界の発展に貢献しました。金島桂華の作品は、福山市と隣接する岡山県井原市にある「華鴒（はなとり）大塚美術館」に多く収蔵されています。

「猪原大華（いのはらたいか）」は、大正から昭和時代にかけて活躍した日本画家です。現在の福山市で生まれた猪原は、18歳の時大阪に出て「金島桂華」と出会います。京都市立絵画専門学校（現在の京都市立芸術大学）を卒業後、京都市立美術工芸学校や京都市立美術大学（現在は京都市立芸術大学）などで教鞭を取ります。教職を務めながら作品出品を続け受賞歴を重ねるとともに、日展の評議員や参与を務めるなど、美術界に大きな功績を残しました。

「栗原蘆水（くりはらろすい）」は、昭和から平成時代にかけて活躍した初夏です。福山市で生まれた栗原は、文化勲章を受章している「村上三島（むらかみさんとう）」に師事します。その後、日展で特選を受賞するなどしながら、書道文化の発展に尽力しました。2003年（平成15年）、福山市内に「ふくやま書道美術館」が開館しました。日本や中国の多くの書画作品を寄贈し、美術館の運営にも関わりました。「金島桂華」「猪原大華」「栗原蘆水」の作品は、「ふくやま美術館」に所蔵されています。この他に所蔵されている作家として、「吉田博」「安井曾太郎」「岸田劉生」「小磯良平」などがあげられます。

絵画買取を専門とする我楽洞では、福山市において希少性の高い絵画作品をはじめ、著名画家が描いた作品を出張買取させて頂いております。その他、遺品整理や生前整理などでお手持ちのお品物を売却される際は、是非お声掛け下さいませ。絵画を専門に数十年に渡る鑑定実績をもつ、熟練の鑑定士が福山市のご自宅に出張査定させて頂きます。
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【福山市の絵画買取対象作品】
日本画、洋画、現代アート、リトグラフ、掛け軸、浮世絵、版画、仏画、山水画、花鳥画、木版画、屏風、書、襖絵、ガラス絵、板絵、エッチング、シルクスクリーン、色紙、短冊、古文書、和本、手紙、葉書、古書、地図、肉筆、古筆、画賛、版画、油絵、水彩画、中国絵画、中国掛け軸、朝鮮絵画、その他希少価値が高い歴史的な絵画作品、その他有名作家作品