福岡県北九州市の茶道具買取なら我楽洞

北九州市は福岡県の北東部に位置し、福岡市に次いで人口が多い政令指定都市です。市は門司区、小倉北区、小倉南区、若松区、八幡東区、八幡西区、戸畑区の7つの区で構成され、関門海峡を挟んで山口県下関市と隣接しています。
平安時代の末期に、壇ノ浦の戦いが関門海峡でありました。明治時代になると、1901（明治34）年に八幡製鉄所が操業を開始したことを契機に、鉄鋼、化学、窯業などの産業が集積するようになり、北九州工業地域が形成されました。高度経済成長期には、大気汚染などの公害が深刻化しましたが、現在では「グリーン成長都市」をコンセプトにしたまちづくりが進められています。

北九州市には小笠原家茶道古流（小笠原古流）を通じて茶道の歴史が深く根付いています。
小笠原家茶道古流は、北九州を支配していた小倉藩で伝えられた茶道の流派です。村田珠光の高弟である古市胤栄を流祖とし、千利休を祖としない独自の流派として知られています。江戸時代初期に、明石藩から小倉藩に転封してきた小笠原忠真が古市了和を茶堂として召抱えたことにより、「小笠原家古流」と称されるようになりました。小笠原家古流は、江戸時代を通じて小笠原氏の庇護のもとで発展し、特に江戸後期には隆盛を極めました。現在では、33代当主が家元を務めています。

市内にある小倉城は、小笠原氏の居城でした。16世紀後半に毛利氏によって築城されましたが、幕末の長州征伐の混乱の最中に焼失しました。現在の天守閣は昭和時代に再建されたもので、天守閣を取り囲むように庭園が広がり、庭園、書院、体験、展示の４つのゾーンから構成されています。体験ゾーンにある和室では、茶道体験をすることができ、日曜・祝日は、表千家、裏千家、小笠原流などの各流派によって茶席が設けられています。また、表千家と裏千家の講師による茶道を本格的に学べる講座も定期的に開催されています。

小笠原氏が小倉に入る前に、小倉藩を治めていたのは細川氏です。小倉藩の初代藩主・細川忠興は、茶人としても知られ、利休七哲の一人に数えられ、茶道の流派である三斎流の開祖でもあります。のちに、細川氏は熊本藩に転封となり、熊本で肥後古流を生み出すなど、茶道文化を花開かせました。

北九州市で茶道具買取を専門とする我楽洞では、これまで希少性の高い茶道具をはじめ、有名な作家や職人が制作した茶道具を出張買取させて頂いております。また、「遺品整理をしていたら古い茶道具が出てきた」、「引越しをするため片付けをしていたら茶道具があった」などお手持ちの茶道具を整理したい際は、我楽洞にご連絡ください。
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