長野県飯田市の茶道具買取なら我楽洞

飯田市は、長野県の南部に位置します。市内を天竜川が流れ、市の東側には南アルプスが、西側には中央アルプスがそびえ、豊かな自然環境に恵まれています。
飛鳥時代の推古天皇の治世に、天台宗の寺院である元善光寺が創建されました。室町時代には飯田城が築城され、戦国時代から安土桃山時代にかけて支配者が目まぐるしく変わりました。江戸時代には農業が発展し、生糸や和紙といった特産品の生産が活発化しました。明治時代になると、飯田は伊那谷の中心地として繊維産業が発展し、生糸が重要な輸出品となりました。1937（昭和12）年に飯田市が発足し、その後周辺町村を編入・合併して現在に至ります。将来は、リニア中央新幹線が飯田市内を通り、長野県内唯一の駅が市内に開設される予定です。
市内では赤石茶の生産が行われています。天竜川とその支流が作り出す谷間の急斜面に茶畑が広がり、昼夜の気温差が大きいことを生かして、減農薬で茶の栽培が行われています。赤石茶はその風味と品質の高さが評価されており、地域の特産品として親しまれています。

飯田市の茶の文化は、鎌倉時代に創建された開善寺など、禅宗の寺院が創建されたことをきっかけに広まったと考えられています。江戸時代には「桶茶」と呼ばれる煎茶を茶筅でかき回して泡立てて飲む風習が記録されています。また、江戸時代の旧家では若者を京都に送り、茶道を学ばせて持ち帰らせる「茶道留学」のような取り組みも行われ、飯田の茶文化を育む原動力となりました。

市内にある「猿庫の泉」は、江戸時代の茶道家・不蔵庵龍渓宗匠（ふぞうあんりゅうけいそうしょう）が茶の湯に最適な水を求めて諸国を巡る中で発見した名水です。天竜川の水の良さに感動した龍渓が川をさかのぼって源流を探し当てたのが「猿庫の泉」といわれます。茶の湯に使うのに適した水であることから、長く飯田藩主を務めた堀氏は、家来たちに毎朝猿庫の泉まで水を汲みに行かせ、この水で茶を点てたという逸話も残っています。環境省の名水百選にも選ばれ、現在でも市内で開催される茶会の際には、関係者が水を汲みにくるそうです。
堀氏の前には小笠原氏が飯田藩主を務めていましたが、小笠原秀政の子である忠真は、小倉藩主を務めながら、小倉の地で「小笠原家茶道古流」を興したことでも知られます。

飯田市で茶道具買取を専門とする我楽洞では、これまで希少性の高い茶道具をはじめ、有名な作家や職人が制作した茶道具を出張買取させて頂いております。また、「遺品整理をしていたら古い茶道具が出てきた」、「引越しをするため片付けをしていたら茶道具があった」などお手持ちの茶道具を整理したい際は、我楽洞にご連絡ください。
お手元にある大切な茶道具は、専門の鑑定士にお任せいただいた方が傷つけることなくより高い金額で査定ができます。数十年に渡る鑑定実績をもつ、我楽洞の茶道具専門の鑑定士がご自宅にうかがって、大切な茶道具を出張査定および買取をさせて頂きます。

主な買取対象の茶道具としては、茶碗・茶杓・御風炉・釜・茶掛けなど幅広くあります。その中には、三千家ゆかりのものや著名な茶人が愛用した茶道具、千家十職と称される職人たちによって作られた茶道具も含まれます。また、中国や朝鮮など外国で作られた茶道具も買取対象です。茶道具を売るなら、業界有数の買取実績があり、国内最高峰の美術商の組合「東京美術商協同組合」に加盟している「我楽洞」へお任せ下さい。

事前の茶道具簡易査定をご希望の場合は、メールもしくはLINEにて売却希望の茶道具作品の画像をお送り下さいませ。お品物のご説明と簡易査定額をご提示させて頂きます。