今泉今右衛門(いまいずみ いまえもん)
1962年-当代(14代)
14代目の作家略歴
1962年 |
佐賀県有田町に13代今泉今右衛門の次男として生まれる。本名を雅登といいます。 |
1985年 |
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科(金工専攻)を卒業。 |
1988年 |
京都・鈴木治先生に師事する。 |
1990年 |
父、13代今右衛門に師事。 |
1996年 |
佐賀県美術展で知事賞を受賞。財団法人今右衛門古陶磁美術館の学芸員に就任。 |
1998年 |
日本伝統工芸展で工芸会会長賞を受賞。日本工芸会正会員となる。 |
2002年 |
14代今泉今右衛門を襲名。 |
2004年 |
日本伝統工芸展で東京都知事賞を受賞。 |
2009年 |
紫綬褒章を受章。 |
2010年 |
日本工芸会理事に就任。 |
2014年 |
重要無形文化財「色絵磁器」の保持者(人間国宝)に認定される。 |
今泉家は、肥前有田の伝統ある窯家です。焼物の三右衛門(柿右衛門、今右衛門、太郎右衛門)の一つ。今右衛門の色絵磁器は、江戸時代から350年。襲名によって代々受け継がれてきた窯家、陶芸家で、初代は1661年に生まれました。
赤絵の調合・技術が大変優れており、国の重要無形文化財保持団体の認定を受けています。作品は、ぐい呑から花瓶、壷、飾皿など多岐にわたります。
今泉今右衛門が作陶した作品は「鍋島焼」と呼ばれ有田焼の一種として扱われるのが一般的です。
当代は14代で、江戸期からある技技法「墨はじき」技法「雪花墨はじき」など、新しい技法に挑戦し世界的にも高い評価を受けています。
今泉今右衛門の歴代
生年不詳~1665年 |
初代 今泉今右衛門 |
生年不詳~1689年 |
二代目 今泉今右衛門 |
生年不詳~1717年 |
三代目 今泉今右衛門 |
生年不詳~1758年 |
四代目 今泉今右衛門(喜太夫) |
生年不詳~1775年 |
五代目 今泉今右衛門(平兵衛) |
生年不詳~1816年 |
六代目 今泉今右衛門(覚左衛門) |
生年不詳~1843年 |
七代目 今泉今右衛門(平兵衛) |
生年不詳~1854年 |
八代目 今泉今右衛門(助五郎) |
生年不詳~1873年 |
九代目 今泉今右衛門 |
1848年~1927年 |
十代目 今泉今右衛門 |
1873年~1948年 |
十一代目 今泉今右衛門 |
1897年~1975年 |
十二代目 今泉今右衛門 |
1926年~2001年 |
十三代目 今泉今右衛門 |
1962年~ |
十四代目 今泉今右衛門 |
東京美術商協同組合に加盟
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