俵屋宗達(たわらやそうたつ)は、生没年不詳の絵師です。生前の活動については不明な点も多くありますが、当時、大変人気のあった絵師であったことが推測されます。
1630年には、当時としては珍しく絵師である俵屋宗達に対し、僧侶の位である法橋(ほっきょう)の位が与えられています。それほどまでに社会的に認められていたことがわかります。
代表作品としては、金の屏風に風神様と雷神様が勇ましく描かれた「風神雷神図」が有名です。
略歴
1570年代 | 1570年代かその少し前に生まれたと推定されている。 |
1602年 | 福島正則の命令で行われた平家納経の修復に関わる。 |
1616年 | 後水尾天皇が狩野興以に貝合わせの絵を描くよう命じられる。 |
1630年 | 後水尾天皇から屏風3双の制作依頼を受ける。法橋の位を与えられる。 |