奥村吉兵衛(おくむらきちべえ)は千家十職の一人で、布や紙などを張ることによって仕立てられた巻物、掛軸、屏風、襖、額などを仕立てる職人です。
初代は1618年からではじまり、当代は12代目となります。
1934年生まれ。
1986年9月に奥村家の家督を継承し12代奥村吉兵衛を襲名。
奥村吉兵衛の歴代
1618年~1700年 | 初代 奥村吉右衛門清定(おくむら きちうえもんきよさだ) 出家後法号:宗勢(そうせい)。 |
1633年~1719年 | 二代目 奥村吉兵衛(おくむら きちべえ) 号:休意(きゅうい)。初代の長男。 |
1666年~1743年 | 三代目 奥村吉兵衛(おくむら きちべえ) 出家後法号:休誠(きゅうせい)。二代目の婿養子。 |
1737年~1781年 | 四代目 奥村吉五郎(おくむら きちごろう) 法名:道順。三代目の婿養子。 |
1755年~1825年 | 五代目 奥村吉兵衛(おくむら きちべえ) 出家後法号:了誠(きゅうせい)。三代目の婿養子。 |
1780年~1848年 | 六代目 奥村吉兵衛(おくむら きちべえ) 号:休栄(きゅうえい)。四代目の婿養子。 |
1795年~1837年 | 七代目 奥村吉次郎(おくむら きちじろう) 号:休音(きゅうおん)。六代目の婿養子。 |
1804年~1867年 | 八代目 奥村吉兵衛(おくむら きちべえ) 号:蒿庵(こうあん)。歴代中最も「表具の達人」であったと言われている。 |
1840年~1908年 | 九代目 奥村吉兵衛(おくむら きちべえ) 名は義道。八代目の長男。 |
1869年~1944年 | 十代目 奥村吉次郎(おくむら きちじろう) 九代の長男。 |
1901年~1987年 | 十一代目 奥村吉兵衛(おくむら きちべえ) 号:一道(いちどう)十代の長男。 |
1934年~ | 十二代目 奥村吉兵衛(おくむら きちべえ) 十一代の子息。当代。 |