愛知県名古屋市緑区の絵画買取なら我楽洞

愛知県名古屋市緑区と絵画の歴史

名古屋市緑区は、名古屋市に16ある区の一つで名古屋市の南東部に位置します。南西部を流れる天白川をはじめ河川に沿った低地と北東部のゆるやかな丘陵地で形成され、大高緑地公園などの公園や緑地が多いのが特徴です。区の南部を旧東海道や国道１号線、東海道本線などが通っていることもあり、以前は南部に人口が多く集まっていましたが、北部に地下鉄が開通して以降は、北部でも人口が増え、現在は名古屋市の中でもっとも人口が多い区になっています。

緑区は、縄文・弥生時代から人々が暮らしていたと推測され、多くの古窯跡が点在しています。古墳時代には窯業が盛んとなり、「猿投山西南麓古窯跡群」に属する遺跡が多く見られます。平安時代には、鳴海にあった干潟の様子が和歌に多く詠まれました。戦国時代には、織田氏と今川氏の勢力争いの舞台となり、桶狭間の戦いでは、大高城や鳴海城などが戦いの拠点になりました。
江戸時代になると、東海道が整備され、鳴海に宿場が設けられ、多くの旅人や商人で賑わいました。江戸時代の俳人である松尾芭蕉は、鳴海宿を複数回訪れています。明治時代以降、鉄道の開通とともに発展し、1963（昭和38）年に当時の鳴海町が名古屋市に編入され、緑区が誕生しました。

江戸時代の商家の遺産を伝える千代倉歴史館
緑区にある千代倉歴史館は、江戸時代から続く名古屋の商家だった千代倉家の所蔵品を調査・公開することを目的に、2023（令和５）年に開館しました。千代倉家の所蔵品を公開するとともに、定期的に企画展を開催しています。また、隣接する下郷家住宅紅葉蔵と中蔵が国の登録有形文化財に指定されています。
千代倉家歴史館に所蔵されているものとして、江戸時代の文人画家である池大雅画の団扇、土佐派の絵師である土佐光成作の掛軸、尾形月光や金森南耕などの作家による作品があります。

有松町並み保存地区と有松・鳴海絞り
旧東海道沿いの有松地区には有松町並み保存地区があります。有松地区は江戸時代に開かれた村で、有松・鳴海絞りが新しい産業として発展し、商工業のまちとして賑わいました。江戸時代に建てられた町並みが残されています。この町並みの中に残されている町家を舞台に、有松まちなみ美術館というイベントが開催されています。2023（令和５）年に開かれた有松まちなみ美術館では、藍染め絞り作家である片野元彦の展覧会が開かれました。名古屋生まれの片野は、岸田劉生に師事し、柳宗悦から藍染め絞りの再興をアドバイスされ、藍染め絞りの第一人者として活躍しました。天然の藍を中心に植物染料を使った絞り染の技法で、着物や服の生地を制作しました。

【名古屋市緑区の絵画買取対象作品】
日本画、洋画、現代アート、リトグラフ、掛け軸、浮世絵、版画、仏画、山水画、花鳥画、木版画、屏風、書、襖絵、ガラス絵、板絵、エッチング、シルクスクリーン、色紙、短冊、古文書、和本、手紙、葉書、古書、地図、肉筆、古筆、画賛、版画、油絵、水彩画、中国絵画、中国掛け軸、朝鮮絵画、その他希少価値が高い歴史的な絵画作品、その他有名作家作品

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