広島県広島市の茶道具買取なら我楽洞

広島県の県庁所在地である広島市は、1980（昭和55）年に政令指定都市に移行し、中区、東区、南区、西区、安佐南区、安佐北区、安芸区、佐伯区の８区から構成されています。
古くから農村地帯であった広島は、16世紀末に毛利輝元が広島に入り、市内を流れる太田川を干拓して築城を開始したのをきっかけに、市街地が形成されます。江戸時代には、広島藩の城下町として発展し、明治時代以降は、日清戦争をきっかけに陸海軍の重要施設が集まる軍都の性格を強めていきました。
1945（昭和20）年に原子爆弾が投下され、市街地は一瞬で破壊されました。戦後の復興を経て、現在では中国・四国地方の政治・経済の中心としての役割を担っています。2023（令和５）年には、「G7広島サミット」が開催されるなど国際的な注目を集めています。

広島に伝わる茶道の流派として上田宗箇流があります。流祖の上田重安（宗箇）は、安土桃山時代から江戸時代にかけて活躍した武将で大名です。大坂の陣で徳川方について活躍し、徳川家康から大いに称賛されました。その後、広島藩に移り、茶道と造園を趣味とした生活を送り、広島市内にある日本庭園縮景園や名古屋城二の丸庭園の作庭をしました。重安（宗箇）は、千利休と古田織部に師事し、織部とともに武家茶道の上田宗箇流を創設しました。宗箇自身も茶道具を製作し、『敵がくれ』という茶杓や、『さても』という茶碗など、宗箇の作った茶器が多くあります。現在、上田宗箇流は、広島市西区に家元があり、広島県、京都府、大阪府、東京都など国内だけではなく、ドイツ、フランス、イギリス、オーストラリア、アメリカ、ブラジルなど海外にも稽古場があります。西区の家元は「和風堂」とも呼ばれ、毎年８月の平和記念式典の際には、出席した各国の駐日大使が招待され茶席が開かれています。

市内中心部にある縮景園は、江戸時代に作られた庭園です。広島藩初代藩主である浅野長晟が別邸の庭園として作らせた大名庭園で、上田宗箇が作庭しました。園内には、清風館や明月亭などの茶室、田植え祭りで茶会が催される有年場、茶畑の香菜圃など、茶に関係する施設があり、これらを利用したイベントが開催されています。

また、広島市にゆかりのある日本画家として平山郁夫がいます。文化勲章を受章し広島市名誉市民にも選ばれている郁夫は、日本画家として仏教やシルクロードをテーマにした作品を発表するかたわら、広島市現代美術館や広島平和研究所の開設、原爆ドームの世界遺産一覧表への登録に尽力するなど文化の振興や平和の推進に貢献しました。奈良市の薬師寺に奉納した壁画は、鎌倉市にあるアトリエで制作されましたが、そのアトリエには茶室「寂静庵」が併設されています。鎌倉山を借景にした庭があり、自然を感じながら作品作りに励みました。

広島市で茶道具買取を専門とする我楽洞では、これまで希少性の高い茶道具をはじめ、有名な作家や職人が制作した茶道具を出張買取させて頂いております。また、「遺品整理をしていたら古い茶道具が出てきた」、「引越しをするため片付けをしていたら茶道具があった」などお手持ちの茶道具を整理したい際は、我楽洞にご連絡ください。
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主な買取対象の茶道具としては、茶碗・茶杓・御風炉・釜・茶掛けなど幅広くあります。その中には、三千家ゆかりのものや著名な茶人が愛用した茶道具、千家十職と称される職人たちによって作られた茶道具も含まれます。また、中国や朝鮮など外国で作られた茶道具も買取対象です。茶道具を売るなら、業界有数の買取実績があり、国内最高峰の美術商の組合「東京美術商協同組合」に加盟している「我楽洞」へお任せ下さい。

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