岡山県岡山市の茶道具買取なら我楽洞

岡山市は岡山県の南部に位置し、瀬戸内海に面し、北側には高原地帯が広がっています。2009（平成21）年に政令指定都市になり、北区、中区、東区、南区の4つの行政区が設置されました。岡山は、奈良時代には吉備国の中心地として栄えました。平安時代には、吉備津神社が朝廷から厚く信仰されていた記録が残っています。安土桃山時代に宇喜多氏が岡山に入ってから発展します。江戸時代になると、岡山の城下町が拡大し、日本三名園の一つである後楽園が築かれます。1988（昭和63）年に瀬戸大橋が開通すると、鉄道や自動車で四国との往来が容易になることで四国とのつながりがより強くなり岡山はさらに発展します。

岡山は、昔から茶道にゆかりのある土地でした。吉備津神社の神官の子として生まれたのが、鎌倉時代に広まった臨済宗の開祖である栄西です。栄西は禅宗を学ぶために中国に渡りました。その中国で茶の文化に触れ、日本に帰る時に、茶の種や茶をたしなむ作法などの茶の文化を日本に持ちこんだとされます。その後栄西は「茶祖」と称されるようになりました。

江戸時代には、長く藩主を務めた池田氏の元で、茶道の文化も花開きます。岡山藩の５代藩主である池田治政は、庶民のために開かれた閑谷学校を復活させ、池田氏の菩提寺である曹源寺本堂を再建するとともに、茶道に造詣の深い松江藩の松平治郷（不昧）と親交があったことから、治政は茶道への理解を深めていきました。曹源寺には、池田氏ゆかりの茶道具が現存しています。この他、池田治政は多くの茶人とも交流があり、裏千家から別れた流派である速水流の開祖速水宗達は、岡山藩の茶道指南を努めました。
また、岡山藩の家老を務めた伊木三猿斎（いきさんえんさい）は、藩政の指揮を執りながら、裏千家11代家元の玄々斎に茶の湯を習いました。伊木家の菩提寺である少林寺の境内には、茶室「三猿堂」があります。

岡山市内で作られている伝統工芸品として烏城紬があり、着物のほか茶碗などの茶道具を入れる袋も作られています。江戸時代から生産されるようになり、岡山藩の特産物として大阪で売り出したら品質の良さが評判となり、藩の財政に大いに貢献しました。初期の頃は原材料として木綿が使われていましたが、明治から大正時代にかけて生糸に移行し、織物の技法は伝統として受け継がれています。1988（昭和63）年には、岡山県の郷土伝統的工芸品の指定を受け、現在まで生産が続けられています。
また、岡山市の東隣にある備前市は、備前焼の産地として知られています。備前焼は国の伝統的工芸品に指定され、備前焼の技法で作られた茶道具が多くあり、岡山市内の商店でも販売されています。

岡山市で茶道具買取を専門とする我楽洞では、これまで希少性の高い茶道具をはじめ、有名な作家や職人が制作した茶道具を出張買取させて頂いております。また、「遺品整理をしていたら古い茶道具が出てきた」、「引越しをするため片付けをしていたら茶道具があった」などお手持ちの茶道具を整理したい際は、我楽洞にご連絡ください。
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主な買取対象の茶道具としては、茶碗・茶杓・御風炉・釜・茶掛けなど幅広くあります。その中には、三千家ゆかりのものや著名な茶人が愛用した茶道具、千家十職と称される職人たちによって作られた茶道具も含まれます。また、中国や朝鮮など外国で作られた茶道具も買取対象です。茶道具を売るなら、業界有数の買取実績があり、国内最高峰の美術商の組合「東京美術商協同組合」に加盟している「我楽洞」へお任せ下さい。

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