長野県上田市の絵画買取なら我楽洞

長野県上田市と絵画の歴史

上田市は、長野県の東部に位置します。上田盆地に市街地が形成され、盆地の中央を千曲川が流れます。
上田の地名の由来は、「河岸段丘の上にある田から」「鎌倉時代末期に定着した武士たちが上田を名乗ったことから」など諸説あります。８世紀には、信濃国分寺と国分尼寺が建立されました。信濃の国府も当初は上田に置かれたとされています。鎌倉時代には、塩田地域が幕府の執権北条氏の一族の所領となり、鎌倉の仏教文化がこの地で花開きました。現在、塩田平周辺は「信州の鎌倉」ともいわれ、多くの歴史的建造物や史跡が残されています。戦国時代になると、真田幸村が上田城に入り、城下町が形成されます。江戸時代は、真田家、仙石家、松平家と領主が変わりました。明治時代になると、養蚕が盛んになり、繭の重要な供給地となりました。その後、機械金属工業や精密電気機器などの製造業が上田に集積して、現在では県内有数の生産額になっています。1919年（大正8年）に上田市が誕生し、2006年（平成18年）までに、周辺町村との数度の編入合併を経て、現在の上田市が形成されました。

上田市には「サントミューゼ」があり、上田市交流文化芸術センターと上田市立美術館から構成されています。
上田市立美術館のコレクションの中でひときわ存在感を放つのが『大版画』です。大版画は世界最大級のリトグラフで、「森仁志（もりひとし）」が制作しました。森仁志は、上田市出身で、1979年（昭和54年）に、「森工房」（坂城町）を設立します。設立した翌年に、工房に巨大なリトグラフプレス機を設置し、長さが２メートルを超える大作を作り出すことが可能になりました。この技術を求めて、「岡本太郎」「東山魁夷」「池田満寿夫」「ジャン・ピエール・カシニョール」らが訪れて作品を制作しています。

上田市立美術館には、森工房で制作されたリトグラフ作品を多く所蔵し、上田にゆかりのある作家の作品を中心に、所蔵・展示しています。「山本鼎（やまもとかなえ）」は、明治から昭和時代にかけて活躍した洋画家・版画家です。愛知県で生まれ、父が診療所を上田に開業したことから、上田が第二の故郷となります。「児童自由画教育運動」「農民美術運動」を実践したことで知られます。

「石井鶴三（いしいつるぞう）」は、明治から昭和時代にかけて活躍した洋画家・版画家です。東京都で生まれた石井は、山本鼎と親交が深く、一緒に浅間山に登山したことをきっかけに信州との縁を深めていきました。のちに日本版画協会会長を務めました。
「中村直人（なかむらなおんど）」は、昭和時代に活躍した彫刻家・画家です。上田出身の中村は、若い頃は彫刻家として活躍しますが、親交のあった「藤田嗣治」の勧めで、パリに移住し画家として活動します。帰国後は二科展を中心に出品を続けました。

絵画買取を専門とする我楽洞では、上田市において希少性の高い絵画作品をはじめ、著名画家が描いた作品を出張買取させて頂いております。その他、遺品整理や生前整理などでお手持ちのお品物を売却される際は、是非お声掛け下さいませ。絵画を専門に数十年に渡る鑑定実績をもつ、熟練の鑑定士が上田市のご自宅に出張査定させて頂きます。
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【上田市の絵画買取対象作品】
日本画、洋画、現代アート、リトグラフ、掛け軸、浮世絵、版画、仏画、山水画、花鳥画、木版画、屏風、書、襖絵、ガラス絵、板絵、エッチング、シルクスクリーン、色紙、短冊、古文書、和本、手紙、葉書、古書、地図、肉筆、古筆、画賛、版画、油絵、水彩画、中国絵画、中国掛け軸、朝鮮絵画、その他希少価値が高い歴史的な絵画作品、その他有名作家作品