伊東深水(いとう しんすい)は、1898年に東京で生まれた日本画家、版画家です。1907年には小学3年生を中退し、看板屋にて住み込みで働きはじめます。その後、東京印刷で活字工になります。1912年(14歳)には制作した日本画「のどか」が第12回巽画会展に初入選しました。伊東深水の作風は独自の柔らかいタッチで美人画を制作し、多くの人を魅了しました。1970年(72歳)で勲三等、旭日大綬章授章を受章しています。1972年に逝去。74歳でした。
1898年 | 東京の深川に生まれる。 |
1907年 | 小学校3年で中退。以後は看板屋に奉公する。 |
1908年 | 東京印刷株式会社の活字工になる。日本画家の中山秋湖に日本画を習う。 |
1911年 | 日本画家の鏑木清方に入門。「深水」の号を与えられる。 |
1912年 | 第12回巽画会展に「のどか」を出品し初入選。 |
1914年 | 再興第1回院展に「桟敷の女」を出品し入選。東京印刷を退社。 |
1915年 | 第9回文展に「十六の女」を出品し初入選。 |
1916年 | 渡辺版画店から第1作「対鏡」を発表。 |
1927年 | 大井町に深水画塾を設立する。 |
1932年 | 「青々会」を設立する。 |
1945年 | 長野県小諸市に疎開。 |
1948年 | 「鏡」で第4回日本芸術院賞受賞 。 |
1949年 | 鎌倉に転居する。 |
1958年 | 日本芸術院会員に推挙。 |
1970年 | 勲三等、旭日大綬章授章 。 |
1972年 | 癌にて逝去。享年74歳。 |